サプリメントの活用法
サプリメントは、あくまで食事で足りないところを補うもので、決して食事の代わりにはなりません。
●科学的根拠のしっかりした製品を選ぶこと
★サプリメントは「補う」意味
ビタミンやミネラル、アミノ酸など特定の栄養素を補うために作られた栄養補助剤や栄養補助食品の総称です。
錠剤、液状など、いろいろなタイプがあります。
サプリメントは薬ではなく、食品に分類されます。
国が定めた医薬品や保健機能食品を中心に、科学的根拠のはっきりしない健康食品を含むこともあり、きちんとした定義はありません。
総合ビタミン剤などは医薬品で薬局・薬店でしか販売できません。
医薬品より成分が少なく作用もゆるやかな栄養ドリンク剤は医薬部外品でコンビニでも売られます。
医薬品や医薬部外品は成分や含有量の基準が薬事法で決められています。
保健機能食品には、食物繊維やオリゴ糖など国が定めた成分を使用した製品に対して許可される特定保健用食品(いわゆるトクホ)と、国が定めたビタミン、ミネラルについて基準を満たした栄養機能食品とがあります。
★食事の代わりにはならない
サプリメントに含まれる栄養素は、本来毎日の食事からとるべきもので、決して食事の代わりにはなりません。
また、サプリメントの効果は一面的で、特定の栄養素に限られます。
脂溶性ビタミンについては過剰摂取分が、尿とともに排泄される水溶性と違って、体内に蓄積され、害が生じるので注意が必要です。
食物繊維もとり過ぎるとカルシウムや鉄の吸収を阻害します。
DHAやIPA、βーカロテン、コラーゲンなど効果のはっきりしないものもあります。
薬を服用している人が飲む場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。
●サプリメントと保健機能食品の位置づけ
●保健機能食品は、栄養成分の表示とともに、保健の効能効果を表示することができます。
一般の加工食品ではできません。
●特別用途食品は、乳幼児・妊産婦・病気の人の発育や健康の保持・回復のためなど、特別の用途に適するという表示が認められた食品です。
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