ダイエットと花粉症の関係について

ダイエット・症状別に見る病気と不足栄養一覧表
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花粉症を防ぐ

今や5人に1人の国民病となった花粉症。1年を通じた食生活の改善で、つらい症状を軽減しましょう。

●症状:不眠や注意力散漫で生活に支障をきたす

★風邪に似た不快な症状

花粉症のおもな症状には、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりなどがあります。

風邪の症状によく似ていますが、花粉症の場合、目のかゆみや充血などの症状を伴うのが特徴です。

鼻づまりがひどくなると、口で呼吸するようになります。

そのため、のどの痛み・いびき・不眠・注意力散漫などの症状も現れることがあります。

●要因:アレルギー疾患の一種。食生活の影響も大きい

★花粉は異物と見なされる

花粉症はアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎などのアレルギー疾患の一種です。

花粉に含まれている抗原(アレルゲン)が目や鼻の粘膜の免役系にインプットされ、花粉を異物として攻撃する抗体が体内にできるために起こります。

アレルギー体質は遺伝するといわれていますが、食生活(栄養) や環境、ストレスなども増悪因子とされています。

花粉症の起こるしくみ

①花粉(アレルゲン)が鼻などから入る

②リンパ球が花粉に反応し、抗体をつくる

③抗体が粘膜の表面にある肥満細胞に結合する

④再ひ日花粉が入ってくると抗体が反応し、肥満細胞からヒスタミンなどの化学伝達物質が放出される

⑤ヒスタミンなどによって神経や血管が刺激され、くしゃみ、鼻みず、目のかゆみなどを引き起こす

花粉で起こるアレルギー症状





★花粉症は増加している

花粉症などのアレルギー疾患は増加傾向にあります。

食生活の欧米化でタンパク質や脂質の摂取量が増えたこと、加工食品に含まれる食品添加物、大気汚染などが深くかかわっているとされています。

花粉症については、戦後のスギ植林によって花粉の飛散量が激増したことも一因としてあげられます。

花粉は、春先のスギ花粉だけではなく、ヒノキやブタクサなど年中飛んでいます。

風邪かと思ったら、じつは花粉症ということもあるかもしれません。

●栄養バランスのとれた食事を

花粉の飛んでいる時期だけでなく、1年を通じて行うことが大切です。

★免疫機能を調え、アレルギー症状を防ぐ栄養素を

花粉症を完全に治すのは難しいことですが、食生活の改善でつらい症状を軽減することは可能です。

バランスのとれた食事が基本ですが、以下の3点が花粉症対策のポイントとなります。

①免疫機能を調える・ビタミンB6

ビタミンB6には免疫機能を正常に維持する働きがあり、不足するとアレルギー症状が出やすくなる。

②アレルギー症状を抑える・ビタミンC

活性酸素は炎症やかゆみに大きく関係している。抗酸化作用のあるビタミンCは欠かせない

③タンパク質をとり過ぎない

タンパク質をとり過ぎると、異物への反応が過敏になり、アレルギーを起こしやすくなる。

★花粉症の症状をやわらげる機能性成分をとり入れる

栄養素以外にもさまざまな機能性成分が、花粉症の症状を緩和する効果があると期待されています。

IPA・DHA

魚脂などに多く含まれている脂肪酸の一種。免疫機能を正常化して、アレルギ疾患の予防と症状の軽減に効果があるといわれてる。

乳酸菌

免疫力を高めてくれる。

乳酸菌のー種であるビフィズス菌はアレルギー症状緩和に不可欠なビタミンB6を含むB群を合成する働きがある。

αーリノレン酸

体内でIPAやDHAへと代謝され、同様の働きが期待できるαーリノレン酸を含む油は酸化しやすいので、加熱しないてサラダなどに利用するとよい。

カテキン

緑茶などに含まれているカテキンには、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンが過剰になると、それを調整する作用があるといわれている。


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