ダイエット・日本と世界の栄養・健康最新情報

ダイエット・日本と世界の栄養・健康最新情報
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  1. 日本と世界の栄養・健康事情
    1. 健康寿命世界一の仲間入りか、生活習慣病が原因で寝たきり生活か、栄養の善し悪しが決める!
      1. 健康長寿はまさしく栄養学の勝利である。食べ物は生命の源だ。
      2. 世界の健康寿命ランキング(歳)
      3. 世界の平均寿命ランキング(歳)
        1. 健康寿命とは
        2. 平均寿命とは
    2. ★元気パワーの源泉は毎日の食事
      1. ★日本型食生活の勝利の方程式
    3. 2025年には、要介護高齢者がついに520万人に!今からでも遅くない、食事対策を!
      1. ★介護が必要となったおもな原因
      2. ★日本人の健康寿命の短縮原因と年数
      3. ★要介護の原因は、脳血管疾患
      4. ★動脈硬化、肥満を防ぐ水ぎわ作戦を
    4. 肥満・やせ・生活習慣病予備軍が急増!マーケットは飽食でも、個々人の食事内容は貧困。
      1. 食生活の洋風化で脂肪摂取比率が危険域に。若者の朝食抜き、肥満、やせは赤信号!
      2. 20歳代男性の肥満、女性のやせに注意
      3. 若者に目立つ朝食の欠食率
      4. ★生活習慣病急増の危険な兆候
      5. ★洋風化の行き過ぎはダメ!
    5. 日本人の死因の約3分の2は生活習慣病がらみ、その30~60%は肥満が原因。
      1. 年齢階級別肥満者の割合
      2. ★生活習慣病の温床・肥満急増!
      3. ★「41歳寿命説」が現実のものに?
    6. 日本人の栄養源となる食量の国内自給率はわずか40%。食料危機への不安は78%にも。
      1. 日本の食料自給率は40%あたりを低迷。先進諸国間では最低レベル。
      2. 品目別自給率
      3. ★食料自給率は40%の低率
      4. 食料自給率計算ソフト
    7. 地域の食材の活用、食べ過ぎ・食べ残し・廃棄をやめるなど、私たちにできることも多い。
      1. 和・洋の朝食食料自給率比べ
      2. 食品ロス率(世帯員構成別)
      3. ★将来の食料供給への不安77%
      4. ★食品ロスを少なくする
    8. 世界8億の飢餓人口を尻目に、食べ過ぎてはダイエットに明け暮れる日本人たち。
      1. 栄養不足や肺炎などで、5歳の誕生日を迎えられず死んでいく子どもが年間880万人。
      2. ★子どもが年間880万人死亡
      3. ★地球全体を想いながら食べよう

日本と世界の栄養・健康事情

健康寿命世界一の仲間入りか、生活習慣病が原因で寝たきり生活か、栄養の善し悪しが決める!

健康長寿はまさしく栄養学の勝利である。食べ物は生命の源だ。

世界の健康寿命ランキング(歳)

世界の平均寿命ランキング(歳)

健康寿命とは

平均寿命から重いけがや病気による障害期間を差し引いた年数。

平均寿命とは

ゼロ歳の人が「肉体的に」何歳まで生きられるかを予測した平均余命。

★元気パワーの源泉は毎日の食事

2000年6月から始まったWHO(世界保健機関)健康寿命世界ランキングで、日本は男女とも世界一になりました(加盟国193か国中/2007年)。

健康寿命とは、寝たきりなどの健康障害で介護を受けることもなく健康に生きる期間をいいますが、毎日の食事、栄養のとり方が、健康か寝たきりかの決定に大きく影響を及ぼします。

★日本型食生活の勝利の方程式

健康寿命世界一を支えている最大の原因が日本型食生活です。栄養バランスのよい食生活が、心臓疾患などの生活習慣病を減らしているのです。

ランキング上位国には、日本型食生活と栄養的に共通点のある地中海式食生活やその影響を受けた国が多く見られます。

国境を越えて、毎日の食事が健康寿命のカギを握っています。

2025年には、要介護高齢者がついに520万人に!今からでも遅くない、食事対策を!

★介護が必要となったおもな原因

要支援・要介護の原因には生活習慣病が大きく関与している。

★日本人の健康寿命の短縮原因と年数

健康寿命を縮める要因は生活習慣に!特に動脈硬化と喫煙が危ない!

★要介護の原因は、脳血管疾患

わが国は平均寿命でも健康寿命でも世界でトップクラスですが、一方では日常生活で支援や介護を余儀なくされている高齢者も少なくありません。

今後も増え続け、2025年には支援や介護が必要な高齢者は520万人にもなると推計されています。

上図にあるように、介護が必要となったおもな原因のトップは脳血管疾患で、次いで認知症(多くは脳血管性といわれる)です。

このほか、骨折の原因である骨粗しょう症、糖尿病、がんなど、いわゆる生活習慣病が原因の多くを占めていることがわかります。

★動脈硬化、肥満を防ぐ水ぎわ作戦を

要介護にならないためには、生活習慣病を予防することです。

そのためにはまず、毎日の食事で動脈硬化や高血圧、高血糖、肥満などを防ぐことが効果的です。

さらに、ストレスや疲労を減らし、酒の飲み過ぎ、喫煙、運動不足を防ぐなど、生活習慣を改善すれば、要介護人生へのリスクを大幅に減らすことができます。



肥満・やせ・生活習慣病予備軍が急増!マーケットは飽食でも、個々人の食事内容は貧困。

食生活の洋風化で脂肪摂取比率が危険域に。若者の朝食抜き、肥満、やせは赤信号!

適正比率をオーバーした脂質

PFC比率は、総摂取エネルギーに占める、タンパク質(P)・脂質(F)・炭水化物(C))のエネルギー構成比。

栄養摂取バランスを判定できる。

●適正比率(18歳以上)は、(P:タンパク質13%)・(F:脂質25%)・(C:炭水化物62%)

20歳代男性の肥満、女性のやせに注意

若者に目立つ朝食の欠食率

★生活習慣病急増の危険な兆候

PFC比率の推移を見ると、脂質の摂取比率が適正比25%を超え、30%に迫ろうとしています。

日本が健康寿命世界一になれたのは、栄養バランスのよい食生活に大きな原因がありました。

ということは、この脂質の摂取増加や朝食抜き傾向に見られる栄養バランスの乱れは、大変危険な兆候といえます。

★洋風化の行き過ぎはダメ!

高塩分や、タンパク質や脂肪、さらにカルシウム不足などの欠点のあった伝統的な日本食は、洋風化によって欠点が改善され、栄養バランスがよくなり、理想的なPFC比率から「新日本型食生活」として世界から高く評価されるようになりました。

ところが、「ほどよい洋風化」という通過点を越えて、今日のようにさらに洋風化が進むと、脂質の過剰摂取が大きな問題になってきました。

日本人の死因の約3分の2は生活習慣病がらみ、その30~60%は肥満が原因。

肥満者の割合男性28.6%、女性20.6%

男性では40歳代(35.9 %)が最も多く、次いで50歳代(32 .4%)

年齢階級別肥満者の割合

★生活習慣病の温床・肥満急増!

PFCバランスにおける脂質摂取の増加は肥満の増加につながています。

日本人(20歳以上)の肥満者の割合は男性28.6%、女性20.6%と推定されています。

この肥満が「万病の元」ともいわれるように、生活習慣病につながっています。

BMI25以上で高血圧・脂質異常症・27以上で糖尿病・29以上で高コレステロール血症がそれぞれ2倍になること、代表的な生活習慣病の30~60% は肥満や過体重が原因であるといわれています。

★「41歳寿命説」が現実のものに?

さらに、20代の若者を中心に朝食の欠食が増えてきました。

一日に必要な栄養素は2食ではなかなか摂取できません。

栄養バランスがくずれて脂肪摂取が増え、肥満とやせが目立ってきました。

このような食生活がまん延すると、平均寿命が40歳代という説が現実のものになりかねません。

日本人の栄養源となる食量の国内自給率はわずか40%。食料危機への不安は78%にも。

日本の食料自給率は40%あたりを低迷。先進諸国間では最低レベル。

各国の食料自給率

「食料自給率」= 「国内生産」÷「国内消費」X100

国内の食料消費について国産でどの程度まかなえるかの指標。

1品目別自給率、2穀物自給率、3供給熱量、総合食料自給率(カロリーベースの食料自給率)の3つがあるが、通常自給率は3をいう。

カロリーは熱量の単位。

品目別自給率

★食料自給率は40%の低率

日本の食料自給率は年々下がり、近年は40%あたりを低迷しています。

原因は食生活の変化が大きく、自給品目の米の消費が減ったこと、畜産物や油脂類の需要が増えたこと、畜産物や油脂の生産に必要なとうもろこしなどの飼料穀物や、大豆、菜種などの油脂原料を輸入に頼らなければならないこと、国内農地面積が狭いことなどがあげられています。

食料自給率計算ソフト

献立や食材を選択すうるとカロリーベースの食料自給率や栄養バランスが計算できます。



地域の食材の活用、食べ過ぎ・食べ残し・廃棄をやめるなど、私たちにできることも多い。

和・洋の朝食食料自給率比べ

和食 自給率64% 489kcal 脂質比21 %

洋食 自給率15% 663kcal 脂質比39%

食品ロス率(世帯員構成別)

★将来の食料供給への不安77%

食料自給率40%で輸入に頼らざるを得ないのが日本の食料事情ですが、これがさらに悪化し、危機的状況に陥る可能性は決してゼロではありません。

世界の人口増加、農業生産や水資源の枯渇、土壌の劣化や砂漠化など、資源・環境問題が影響を与えると食料需給はさらに逼迫しかねません。

内閣府調査によれば、将来の日本の食料供給について、「非常に不安」と答えた人が28.7%、「ある程度不安」が48.0%、合わせて「不安」が76.7%に及んでいます。

★食品ロスを少なくする

輸入や備蓄、国内農業生産の増大、国内供給力の強化など政治・経済レベルの対策のほか、私たち一人ひとりが流通・消費段階でできることも少なくありません。

その一つが、食品ロスを少なくすることです。

農林水産省の調査によれば、世帯全体で廃棄が2.8%食べ残しが1.0%で計3.8%にも及んでいます。

世界8億の飢餓人口を尻目に、食べ過ぎてはダイエットに明け暮れる日本人たち。

栄養不足や肺炎などで、5歳の誕生日を迎えられず死んでいく子どもが年間880万人。

開発途上国の栄養不足人口

★子どもが年間880万人死亡

肥満人口が日本では2300万人(15歳以上)、アメリカでは成人2人にl人、子どもの間にもひろがっていると報告されています。

しかし、開発途上国では栄養不足や飢餓人口が8億人に及び、5歳の誕生日までに栄養不足・肺炎・下痢・麻疹・マラリアなどで死んでいく子どもは年間880万人といわれます。

(日本ユニセフ協会)

★地球全体を想いながら食べよう

適量でバランスのよい食生活は、健康寿命を延ばすだけでなく、食料自給率を高め、環境を守り、飢餓への国際援助につながるなど、地球にとっても望ましいことなのです。




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