ストレスの原因・ストレス発散方法!
ストレスを感じたら、充分な休養と栄養を。食事の内容や環境をくふうしてリラックスを心がけましょう。
●症状:心や体にさまざまな悪影響を及ぼす
★日常生活に乱れが生じる
平成20年の国民健康・栄養調査によると、ここ1か月間のストレスについて、「大いにある」「多少ある」と回答した人は、20歳以上の男性で57.9%、女性で64.1%と半数以上にも及んでいます。
ストレスを感じると、感情の乱れや判断力の欠如などが現れ、喫煙量の増加、遅刻、欠勤、登校拒否、落ちつきがない、ミスをくり返すといった、行動面に変化が現れます。
飲酒、食欲不振、過食など、食行動にも影響が生じます。
★ストレスは万病のもと
ストレスを受けると、それを防御しようと、自律神経系や内分泌系、免疫系によってコントロールされながら、体の内部環境を一定に保とうとする力が働きます(この反応を恒常性維持機能という)。
しかし、過剰なストレスが続くと、ストレスに対する抵抗力が弱まり、恒常性維持機能にも乱れが生じ、さまざまな障害が現れます。
精神面では、神経症や躁うつ病などの神経疾患をきます。
身体面では、自律神経系の交感神経の働きが活発になって、血管の収縮が促され、心拍数の増加や不整脈を起こします。
免疫力が弱まるため、感染症やアレルギー疾患、がんの発生率も高まります。
全身のあらゆる機能に影響がひろがり、潰瘍や心臓疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病などが心配です。
●要因:精神的・身体的な過度の負担
★心や体を襲うさまざまな負担
ストレスがたまる要因は、悩みなどの精神的なものから寒冷や疲労といった身体的なものまでさまざまです。
医学的に、脳の下垂体から生成される副腎皮質刺激ホルモンの分泌を促す内外の刺激を「ストレッサー」これによって引き起こされる一連の生体防御反応を「ストレス」と呼びます。
しかし、ストレッサー!とストレスを区別せず、どちらも「ストレス」と呼ぶのが一般的です。
●タバコを1本吸うだけでビタミンCが大量に消耗される
ストレスがたまるとタバコの本数が増えてしまう喫煙者も多いようですが、タバコを1本吸うと、なんとビタミンCが25mgも消耗されます。
抗ストレス作用のあるビタミンCですから、ストレス解消のつもりが、ストレスを助長することになります。
わずか1本のタバコでピタミンCの1日推奨量100mgの4分の1が、消耗される。
●ストレスに強くなる食習慣
精神の興奮状態をやわらげ、消耗した栄養素をしっかり補います。
★ストレスに強くなる栄養素を補給する
ビタミンB群やカルシウム、マクネシウムには、神経の興奮を鎮め、精神を安定させ作用があります。
不足するとイライラしてストレスを感じやすくなるので、必要量しっかりとることが大切です。
また、ストレスを感じると副腎皮質からホルモンが分泌されます。
ストレスが増せば、ホルモンの材料となるタンパク質や、その合成に不可欠なビタミンBやビタミンCがそれだけ多く消耗されます。
消耗したこれらの栄養素を補うことも大切です。
★ストレスを解消する食べ方
楽しい食環境づくりで心の栄養を補給し、ストレスを解消することも大切です。
ストレスをためる食生活
偏食
欠食
暴飲暴食
ながら食い
ストレス解消の食事のポイント
おいしい
楽しい
リラックス
団らん
ストレスの多い生活ては食生活が不規則になりがち。
さらにストレスに拍車をかけてしまいます。
忙しくても1日3食きちんと落ち着いて食べることがストレス対策の基本です。
さらに、おいしいものを楽しくリラックスして食べることがストレス解消には何よりも大切です。
ときには家族そろって外食に出かけるなどして、食事の環境を変えてみましょう。
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