肌荒れや吹出物の原因は?食べ物で治す方法と予防!
冬になると悩まされることの多い乾燥肌。放置すると目のまわりのシワやたるみなど、肌の老化につながります。
●症状:カサつき、シワ、かゆみなど
★乾燥肌は肌の老化につながる
皮膚は真皮・表皮・角質層の3層からなり、体の水分を保持する重要な役割を担っています。
体の表面を覆っている角質層の水分は、皮脂や汗の分泌によって保たれ、肌にうるおい感を与えています。
肌が乾燥すると、目のまわりのシワやたるみ、くすみ、毛穴のひろがりなど、肌の老化へとつながります。
また、体の部位によってはかゆみを伴うことも多く、落ち着きがなくなったり、イライラしたりと、精神的にも悪影響を及ぼします。
●要因:栄養不足や寒冷など
★タンパク質などの栄養不足
皮膚の細胞は、およそ4~6週間のサイクルで新しい細胞へと入れ替わっており、古い細胞は「あか」となってはがれ落ちていきます。
この入れ替わりをターンオーバーといいます。
新陳代謝が悪かったり、細胞に栄養分が充分にいきわたらなかったりすると、ターンオーバーが活発に行われず、肌荒れにつながります。
肌や髪、筋肉、臓器など私たちの体はタンパク質によってつくられています。
肌のはりや健康は、皮膚のいちばん下層にある「真皮」の組織間をつなぐコラーゲン(タンパク質の一種)によって保たれています。
タンパク質が不足すると、肌にトラブルが起こります。
★皮脂分泌の低下も原因
冬になると、肌のカサつきに悩む人が増えます。
それは、空気が乾燥していることだけが原因ではありません。
体は寒さを感じると、体温の低下を防ごうと皮膚への血流量を減らします。
そうすると皮膚の代謝が低下し、皮脂の分泌が少なくなります。
さらに、外界から皮膚を守る角質細胞脂質の産生も低下し、汗の量も減るため、皮膚内の水分はどんどん蒸発してしまうのです。
また、ビタミンAが不足しても、肌にうるおいがなくなり、表面を覆っている角質層が厚くなり、肌荒れを起こします。
●入浴と保湿でしっとり肌を取り戻す
カサカサの乾燥肌を防ぐには、入浴で新陳代謝を高めることが重要です。
少しぬるめのお湯で、半身浴が基本。
体を洗うときはやさしくマッサージし、血行をよくし、発汗を促します。
入浴後は、乳液やクリームで保湿し、皮膚からの水分蒸発を防ぎます。
●肌のトラブルは内側から改善
バランスのよい食事で、タンパク質やビタミンをしっかり補給します。
★肌の主成分のタンパク質をしっかりと
タンパク質は、肌をはじめ体を構成する重要な成分。
不足すると、体の健康状態が悪くなるだけでなく、肌の状態も悪くなり、乾燥し、うるおいが失われます。
タンパク質とビタミンCをいっしょにとると、コラーゲンの生成が促進されます。
★肌荒れや吹き出物の原因に効く成分と食べ物
ビタミンAには肌にうるおいを与える働きが、ビタミンB2・B6には肌にはりや弾力性を与える働きがあります。
ビタミンCにはコラーゲンの生成を助ける働きがあり、皮膚の抵抗力を高め、肌のはりを保つことにつながります。
ビタミンEは、血液循環を促して血色のよい肌にし、肌のすみずみに栄養分をいきわたらせ、うるおいをもたらします。
必須脂肪酸
体内で合成できない脂肪酸のこと。
細胞膜を構成するリン脂質の成分で、不足すると皮膚に異常が現れる。
(植物油、魚油など)
ビタミンA
皮脂腺や汗腺の働きを高める。
(モロへイヤ、ウナギ、レバーなど)
ビタミンB2・B6
皮膚の新陳代謝を促し、はりと弾力性を与える。
(レバー、サバ、サンマなど)
ビタミンC
コラーゲンの生成を助ける。
(柿、キウイ、ピーマンなど)
ビタミンE
血行をよくし、肌にうるおいを与えてくれる。
(アーモンド、かぼちゃ、キングサーモンなど)
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