ダイエットとポリフェノールを正しく理解
ポリフェノールとは
複数の水酸基を持つ化合物の総称で、たくさんの種類があり、共通の働きとして強い抗酸化作用が知られています。
ポリフェノールの特徴
代表的なフィトケミカルで数多くの種類がある
★赤ワインで一躍注目
フランス人は動物性脂肪を多くとるにもかかわらず動脈硬化性の疾患が少ないのは赤ワインでポリフェノールをとっているからという学説が発表されて脚光を浴びたポリフェノール。
複数の水酸基(OH基)が結合したベンゼン環を持つ化合物の総称で、多価フェノールともいい、多くは配糖体という形で存在します。
★フラボノイドとノンフラボノイドがある
ポリフェノールは、ほとんどすべての植物に存在する成分で、それだけたくさんの種類があります。
大きく分類すると淡黄色や無色の色素であるフラボノイド系のものと、カテキンやアントシアニンなどのノンフラボノイド系のものとに分けれます。
ポリフェノールの働き
フリーラジカルの働きを封じ込める
★強力な抗酸化作用がある
活性酸素やフリーラジカルが増えると細胞を傷つけるなどして、がんや動脈硬化、老化などの原因になります。
抗酸化作用を持つ成分にはビタミンCやEが知られていますが、ポリフェノールにはこれに負けないぐらいの強力な作用があります。
発生した活性酸素を封じ込めて無害化することによって酸化を防ぐのです。
★種類によって独特の働きがある
ポリフェノールには、抗酸化作用以外にも個々の成分によって独特の機能性があることが確認されています。
たとえば大豆や大豆製品に多いイソフラボンには女性ホルモンと似た働きがあるため、更年期障害を防ぎます。
ポイント!
イソフラボンの言葉はよく耳にしますが、正しい知識で理解していますか。
ページの最後に詳しく医学的知見から誰にでも分かるように記載しています。
即効性があるが効果が長続きしない
ポリフェノールの多くは水に溶けやすい形で含まれているため、吸収されやすく、とってから約30分後には効果が出始めます。
しかし即効性があっても効果が長時間持続しません。
そこで毎食必ず野菜を食べると、つねにポリフェノールの作用を得ることができます。
抗酸化パワーの秘密はOH基(水酸基)にある
ポリフェノールのー種であるケルセチンの繕造。
複数のOH基を持っている。
ポリフェノールの化学構造上の特徴はOH基を複数持っていることです。
このOH基は、活性酸素やフリーラジカルをとらえて、安定した害のない物質に変える力を持っています。
そのためポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素のスカベンジャー(掃除屋)ともいわれるのです。
ポリフェノールのおもな成分と機能
ほとんどのポリフェノールには抗酸化作用があります。
ほかにも種類によって独自の機能を持っています。
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