口内炎の原因は?治し方は体の中から食べ物で治す!
ビタミンB群不足が原因の一つである炎症性の疾患です。食べやすく調理して、しっかり栄養を補給しましょう。
●症状:激しい痛みによって食べることも困難に
★口内の粘膜に炎症が起こる
口内炎とは、舌、歯茎、唇やほほの内側などの日の粘膜に起こる炎症性疾患の総称です。
痛みや出血、ただれ、口内の乾燥、口内がはれる、口が動かしにくいといった症状が現れます。
最も多いのが「アフタ性口内炎」といわれる疾患で、円形の潰瘍かでき、中心部は白っぽく、外側は赤くなります。
★精神的な苦痛も伴う
口内炎になると、食べ物や飲み物がしみる、味覚が鈍くなる、食欲がなくなる、うまくしゃべることができないなど、日常生活に支障をきたすこともあります。
症状が悪化すると、体力低下などの身体的苦痛に加えて、イライラや不眠といった精神的にも大きな苦痛を伴います。
●要因:口肉の傷に細菌が感染。体調不良も影響する
★物理的刺激で口肉に傷ができる
口内炎は、口内の粘膜を誤ってかんでしまったり、入れ歯が合わず粘膜に当たったり、熱いものを食べてやけどするなど、物理的な刺激により口内が傷つけられると起こります。
口内の粘膜が乾燥していると、ちょっとした刺激でも傷がつきやすくなります。
★口肉の細菌やウイルスが感染
口の中の衛生状態がよくないと、細菌やウイルスが繁殖しやすくなります。
歯みがきや、つがいなどを怠ると、細菌やウイルスが口内の小さな傷に感染し、口内炎ができやすくなります。
また、だ液には、口の中を清潔にする働きがあります。
水分や食事の摂取が不充分で、だ液の分泌が不足しているときも同様に口内が不衛生になります。
★全身の健康状態も大きく影響
病気や過労、睡眠不足などで体力が低下している、栄養バランスが乱れている、胃腸の調子が悪いといった全身の健康状態も口内炎を引き起こす原因となります。
口内炎の多くは1~2週間で治りますが、長引く場合は他の病気の可能性も。
●うがいと歯みがきは口内炎に有効!
うがいや歯みがきをこまめに行えば、口内も衛生的に。
口内炎を治すには、うがいや歯みがきをこまめに行って、口内の衛生を保つことが大切。
うがい薬を使ってうがいをすれば、細菌やウイルスを消毒してくれます。
歯磨きをするときは、患部を刺激すると悪化するので、小さくてやわらかい毛の歯ブラシでやさしくブラッシングしましょう。
●ビタミンB群をしっかりとる
ビタミンB群が不足すると口内炎になりやすくなります。
★口内炎を防ぐ栄養素を補給する
不足すると口内炎に直結するビタミンB群(ビタミンB2とビタミンB6・ナイアシン)
ビタミンB2
細胞の再生やエネルギ一代謝を促します。
口内炎はビタミンB2欠乏症の一つ。
ビタミンB6・ナイアシン
タンパク質や脂質の代謝にかかわり、皮膚や粘膜の健康を保ちます。
細菌に対する抵抗力をつけるビタミンA・ビタミンC
タンパク質や脂質の代謝にかかわり、皮膚や粘膜の健康を保ちます。
★症状を悪化させない食べ方を
調理のくふうで食べやすくする
このほか、納豆・自身魚の刺し身、鶏肉の煮込み、肉団子煮、やわらかく煮た野菜料理、おかゆなど。
口内炎の解消には充分な栄養補給が大切ですが、痛くて食べられないこともあります。
調理をくふうして、食べることが苦痛にならないようにしましょう。
口内炎を刺激するもの
このほか、濃いみそ汁、塩ザケ、かたい肉料理、根菜の煮物、酢の物、梅干しなど。
口内炎の炎症部位に食べ物が触れたり、刺激の強いものが口に入ると、症状が長引いて治らないどころか、さらに悪化してしまうこともあります。
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