ダイエットと水を正しく理解
水とは
水は栄養素に分類されていませんが、体内に最も多く含まれる成分で、酸素とともに生命維持のために不可欠です。
水の特徴
体内の水分量は常に一定
水は、体を構成する成分の中で最も多い割合を占めています。
血液をはじめ、皮膚や筋肉、臓器、骨などあらゆる部分に分布しています。
水は、食事や飲料として体内に摂取されるほか、栄養素の代謝過程でエネルギーを発生するときにもつくられます。
一方体内の水は、尿や便、呼吸、汗となって排泄されます。
体内の水分は、発汗が多いと尿量が減り、水分を多量にとると尿量が増加して、常に一定に保たれるように調節されています。
水の生理作用
栄養素の運搬や体温の維持に
水は、細胞内液や血液、リンパ液などの成分として、栄養素など多くの物質を全身に運ぶために欠かせません。
また、あらゆる物質の中で最も比熱(物質1gの温度を上げるのに必要な熱量)が大きく、外気温の影特を受けにくいため、体温の保持に役立っています。
体表に存在する水分は、皮膚の乾燥を防ぐ働きをしています。
水が不足すると
のどがかわくのは水不足のシグナル
体重の約1%の水分が失われると、のどがかわき、不足を補うしくみが働きます。
また、極度の発汗、下痢、嘔吐、出血などで水分が多量に失われると、頭痛や食欲不振、脱力感などの脱水症状が起こります。
水分が体重の10%ほど失われると、筋肉のけいれんや意識の混乱を起こし、腎機能が失われ、20%以上では生命にかかわってきます。

ポイント!
ダイエットをする時は、多くの汗をかきます。
水分補給と塩分補給は必ず行いましょう。
子どもの脱水症状は生命のsos
人体の水分量
もし水分をまったくとらなかったら数日間後には死に至るように、私たちにとって水分は必要不可欠なものです。
特に、水分の含有量が多く新陳代謝が活発な乳幼児の場合は、暑い中で汗や蒸発によって水分が失われると容易に脱水症状を起こし、命にかかわる危険な事態を招くことがあるので、炎天下ではくれぐれも水分補給を忘れないことが大切です。

ポイント!
小さな子供を車内に残し、パチンコ店でプレイ中・・・乳幼児が・・・このようなとても悲しい報道を見かけます。
これか妊娠を予定されている方も、現在妊娠中の方も水分補給は適切に行い、健康で強い体を目標にして下さい。
本サイトは基本的に各ページの後半で、内科医の目線から詳しく誰にでも読み易いように、記載を心がけております。
健康美人になれるよう頑張りましょう。
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