ダイエットとフコイダンを正しく理解
フコイダンとは
海藻に含まれる多糖類のことで、食物繊維の一種。
がんをはじめ、生活習慣病予防に有効です。
フコイダンの特徴
糖に硫酸などが結びついた特殊成分
★海藻に独特のヌルヌル成分
こんぶやわかめといった褐色の海藻の細胞壁と細胞壁の間にあるヌルヌルした成分で、フコースという糖に硫酸などがつながった多糖類です。
わかめなどに含まれるアルギン酸、紅色の海藻のカラギーナン、てんぐさなどの寒天などとともに海藻多糖類といわれることもあり、水溶性食物繊維でもあります。
★長寿県沖縄の健康の源
日本でも有数の長寿県として知られる沖縄では、日常的に海藻をたくさん食べています。
よく食べられているこんぶやオキナワモズクなどの海藻には、フコイダンが特に多く含まれており、健康維持の要因の一つだと考えられています。
フコイダンの働き
強力な抗腫瘍、抗アレルギー作用を持つ
★がん細胞が消えていく
フコイダンには抗腫瘍作用があります。
実験では、フコイダンを投与したマウスのがん細胞がほとんど死滅したり小さくなったりするという結果が得られています。
フコイダンにはがん細胞だけに直接効いて自滅に追い込むという特殊な作用があり、代替医療(食事療法や気功、整体など、西洋医学以外の治療法)では抗がん剤としての利用も始まっています。
ポイント!
フコイダンにはこのようにがん細胞の活動を停止するばかりか、死滅させる働きが近年注目されています。
フコダインは積極的にサプリメントを活用して下さい。
★コレステロール低下作用も
フコイダンは食物繊維の一種であることから、腸内で余分なコレステロールや有害な物質をからめとって排泄したり、免疫を高める働きもあります。
生活習慣病予防やアレルギーの改善にも有力です。
ポイント!
免疫力アップやアレルギーに効果があるのですね。
海藻に多い多糖類
海藻は種類によって含まれる多糖類が異なります。
いずれも水溶性の食物繊維で、健康効果が確認されています。
アポトオーシスとは?
アポトーシスはギリシャ語で「秋に葉が枯れ落ちる状態」が語源とされており、細胞の自滅作用のことです。
細胞には自然に消滅する機能がもともと備わっており、新陳代謝や成長するためにたいへん重要な機能です。
実験によって、フコイダンはがん細胞に触れるとそのDNAに働きかけて、アポドーシスを促すことが証明されています。
コメント