ダイエットとβーグルカンを正しく理解
βーグルカンとは
ブドウ糖を含む多糖体をグルカンといい、なかでも免疫力を高める作用を持つβーグルカンが注目を集めています。
βーグルカンの特徴
きのこなどに含まれる消化しにくい多糖体
★不消化性で食物繊維の一種
グルカンはブドウ糖(グルコース)を含む不消化性の多糖体の総称で、食物繊維一種です。
さまざまな種類があり、大きくαとβの2種類に分類されています。
アミロースやグリコーゲン、デキストリンなどもグルカンの一種ですが、これらの成分はαーグルカンに属します。
(アミロースの説明はここをクリック)
(グリコーゲンの説明はここをクリック)
(デキストリンの説明はここをクリック)
★きのこに含まれる健康成分
βーグルカンはきのこに多く含まれており、糖の結合の仕方で分類され、それぞれ健康機能が異なります。
きのこのさまざまな健康機能はβーグルカンによるものだということが解明されてきました。
βーグルカンはきのこ以外にも含まれており、パン酵母から抽出されたものがサプリメントなどに利用されています。
βーグルカンの働き
免疫力アップや抗腫瘍作用が期待されている
★がん細胞の発育を抑える
βーグルカンには抗腫瘍効果があると考えられています。
サルノコシカケ科、シメジ科、ハラタケ科に属するきのこにはβーDーグルカンが多く、グルカンの中でもがん制胞の発育を抑制する働きがあることが確認されつつあります。
特にアガリクス(ひめまつたけ)に多く、人気を集めています。
化学的に合成された医療薬と違い、副作用がない点で抗腫瘍薬として有望とされています。
(アガリクスの説明はここをクリック)
★免疫機能に働きかける
βーグルカンは、免疫システムで重要な働きをする白血球に働きかけ、活性化させて免疫力をアップさせ、アレルギーの予防や改善にも効果があるといわれています。
ポイント!
オ免疫力アップやアレルギーに効果があるのですね。
きのこのβーグルカン含有量
ほとんどのきのこにはβーグルカンが含まれますが、含有量は種類によって違います。
(乾燥品100g中の重量)
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