ダイエットと更年期障害の関係について

ダイエット・症状別に見る病気と不足栄養一覧表
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更年期障害の症状を知る!

女性ホルモンが減少する閉経前後の女性には、心や体に不快症状が現れます。バランスを意識しないと太ります。ホルモンバランスを整える食事で乗りきりましょう。

●症状:ホルモンの乱れで起こる心身のアンバランス

★自律神経失調症の一種

更年期障害とは、閉経期前後の女性に見られる自律神経失調症の一種です。

卵巣の機能低下により、ホルモンバランスが乱れるため、顔のほてりやのぼせ、頭痛、肩こり、腰痛、動悸、冷え、発汗などさまざまな不定愁訴が現れます。

イライラや精神的な不安を感じたり、躁うつ状態をくり返したり、感情の起伏が激しくなるなど、精神的な症状が見られることもあります。

★生活習慣痛のリスクが高まる

自律神経失調症や精神的な症状がなくても、骨量が減少する、太りやすくなる、血中の悪玉コレステロールや中性脂肪の量が増えやすくなるなど生活習慣病のリスクが高まるといった弊害があります。

●要因:卵巣の機能低下によりエス卜ロゲンが減少

★ホルモンバランスが乱れる

女性は閉経期前後になると卵巣の機能が低下し、女性ホルモンが激減します。

更年期障害の原因は、女性ホルモンの一種であるエストロゲン(卵胞ホルモン)の減少です。

エストロゲンは、脳の視床下部から命令を受けた下垂体が分泌するホルモンの刺激を受けて分泌されますが、卵巣の機能が低下しているためにエストロゲンは命令どおりに分泌されません。

そうなると、下垂体からホルモンが過剰に分泌され、ホルモンバランスが乱れてしまうのです。

★エストロゲンの恩恵がなくなる

エストロゲンには、骨量を維持したり、血中コレステロール値を下げる働きがあります。

骨粗しょう症や生活習慣病のリスクが高まるのはこのためです。

★心的要因も大きく影響する

更年期の女性はちょうど人生の転換期を迎えています。

夫や自身の定年、子どもの就職や結婚、親の介護問題といった家庭環境の変化に悩まされる時期でもあります。

そのような心的要因も更年期障害に大きく影響しています。

●更年期障害は40~50代の男性にも起こる?

更年期障害は女性に特有の症状と思われがちですが、男性も40~50歳にかけて性ホルモンの分泌が減少します。

症状は性欲の減退やうつ状態、不眠など。

男性ホルモンの生成に関与するビタミンEやナイアシン、バランスのよい食事て各種栄養素をしっかり補給すれば、緩和できます。

●適量と栄養バランスがキーワード

ホルモンバランスを調え、生活習慣病を防ぐ食事法が基本です。



★不快な更年期症状を防ぐ4つの食事対策

乱れたホルモンバランスを調えて症状を緩和したり、生活習慣病や骨粗しょう症のリスクを回避するために、更年期障害の食事対策は以下の4点が中心となります。

神経伝達系・免疲系を強化する

タンパク質や各種ビタミン・ミネラルを充分にとって、神経伝達機能や免疫機能を強化し、症状をやわらげましよう。

生活習慣病を予防する

間食は控えて適量で、低塩・低脂肪の食事を心がけ、肥満や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病のリスクを回避しましょう。

エストロゲンの働きを高める

大豆・大豆製品に含まれる大豆イソフラボンはエス卜ロゲンの働きを補ってくれるので、積極的にとりましょう。

骨量を増やす

骨の材料であるカルシウムをしっかり補給して骨組しょう症を予防しましょう。

ビタミンDはカルシウムの吸収を助けてくれます。


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