ダイエットとフィトケミカルを正しく理解
フィトケミカルとは
フィトケミカルとは植物に含まれる化学物質のことをいい、がん予防などの面から脚光を浴びています。
フィトケミカルの特徴
植物性の食品は機能性成分の宝庫
★色素、香り成分、アクなどの正体
ビタミンやミネラル、食物繊維以外にも、体の生理的機能を活性化させる。
機能性成分が注目を集めています。
特に野菜や豆類、いも、海藻などの植物性の食品から発見されており、これらを総称してフィトケミカルといいます。
ファイトケミカル、非栄養素系食品因子と呼ぶともあります。
色素や香り、アクなどの成分です。
★ボリフェノールが代表的な成分
ポリフェノールは植物性の食品に含まれる色素やアクで、動脈硬化予防などの効果があるとしてすでにおなじみです。
ポイント!
ポリフェノールの言葉を知っている人がほとんどだと思いますが、ポリフェノールを正しく理解している方は非常に少ないです。
ポリフェノールの知識を、ページの最後に詳しく医学的知見から誰にでも分かるように記載しています。
ほかにもカロテン類やテルペン類、イオウ化合物、β-グルカンなどが認められています。
フィトケミカルの働き
活性酸素のスカベンジャー(掃除屋)として注目
★紫外線から身を守るための成分
植物は紫外線の害から身を守るために色素やアクなどの成分を作り出していると考えられており、そういった成分は人にとっても有効です。
ほとんどのフィトケミカルには活性酵素を無害化する働きがあり、生活習慣病や老化を防いでくれます。
★多種類を組み合わせてとる
フィトケミカルはどれか一つの成分だけをとるよりも、さまざまな成分を組み合わせてとったほうがより効果的です。
つまり、1種類のサプリメントなどでとるよりも、複数のフィトケミカルやビタミン類を含んでいる食品でとるほうが効率的です。
多種類の食品を組み合わせてとればもっと効果が高まります。
ポイント!
ここは理解していても中々管理できないのが現実です。
上手にサプリメント等で不足分を補って健康的にダイエットをして下さい。
食品の持つ第3の機能が注目されている
これまで、おもに考えられてきた食品の機能とは、エネルギーやビタミン・ミネラル源としての働き(栄養機能)と、食べたときに感じる味や香り(感覚機能)の2つの機能でした。
しかし、近年、フィトケミカルのような生体調整機能が第3の機能として認められるようになりました。
この考え方は世界に先駆けて日本で提案され、海外でも賛同を得ています。
代表的なフィトケミカル
植物性の食品には必ず何らかの機能性成分が含まれています。
各成分はその性質などから大きく5つに分類することができます。
抗酸化作用には4つのステージがある
多くのフィトケミカルには抗酸化作用があることが知られています。
抗酸化作用には4段階あり、フィトケミカルはおもに第2段階で働きます。
がんや老化、動脈硬化に深くかかわる酸化反応の元凶が活性酸素です。
呼吸でとり込んだ酸素が燃焼する過程で生じます。
また、その多くは大変不安定な分子構造を持つ物質(=フリーラジカル)で、強い酸化力があります。
ポイント!
人の体に最も悪影響を与えるのが、活性酸素です。
またフリーラジカルも同様です。
下記に詳しく医学的知見から誰にでも分かるように記載しています。
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